ジェイジーブラットサウンドオブトウキョウ

Maya Hatch(マヤ・ハッチ)

Maya Hatch(マヤ・ハッチ)

1985年8月18日、アメリカ・ワシントン州・シアトル生まれ。8歳の時児童合唱に参加。1996年に家族とともに日本へ渡り4年間を東京で過ごす。そこで12才にしてNHKのスタジオ収録に参加、2年間ヴォーカリストを務める。また同時期に地域の劇団主催のミュージカルでリード役に抜擢され、歌と舞台で活躍した。その1年後、13才だった彼女はTBS系列のバラエティ番組「チャンスの殿堂!」に歌手メジャーデビューを目指して応募し、約14,000人の中から選び抜かれた4人のうちのひとりとして6ヶ月間に渡りお茶の間に登場した。この体験を経てプロの歌手を志すようになった。
その後アメリカに帰国したマヤはシアトル・ルーズベルト高校2年生のとき同校の栄誉あるジャズボーカルグループに入団し、多くのジャズフェスティバルに参加し数々の受賞を経験。特筆すべきはエリオットベイ・ジャズフェスティバルでの「最優秀ミュージシャン賞」(2004年)、レノ・インターナショナルジャズフェスティバルでの「最優秀ミュージシャンシップ賞」(2003、04年)、ライオネル・ハンプトンジャズフェスティバルで開催されたアルトソロボーカルコンペティションでの2位受賞(2004年)。
マヤはニューヨークのニュースクール大学から奨学金を受け、音楽とリベラルアーツの5年プログラムに入学。ジャズプログラムでは歌を専攻しチコ・ハミルトン、ジュニア・マンスなどの著名なジャズミュージシャンの手ほどきを受けた。2009年5月に卒業。同6月にニューヨークのアヴァター・スタジオにて、ピアノ、ジェラルド・クレイトン。ベース、ベン・ウイリアムス。ドラムス、クインシー・デイヴィスという現在ニューヨークで大活躍している若手ミュージシャン、そして音楽ディレクター、編曲に宮本貴奈を迎えデビューレコーディングを行い。2009年11月にCD『マイ・フーリッシュ・ハート/My Foolish Heart』で待望のデビューを果たした。
2010年4月から2011年3月の1年間、BSフジの人気番組「Beポンキッキ」に、マヤは歌のお姉さんとしてレギュラー出演。2010年春よりニューヨークから日本に拠点を移し、東京を中心にコンサート活動をスタート、本格的なシンガーとして一躍注目を集める。
2011年の秋にはLUX Super Rich/ラックス・スーパー・リッチ・シャンプーのTVコマーシャルソングにマヤが起用される。そのCMソングが話題となり、ロングバージョン版が「グロー・ユア・ビューティー/Grow Your Beauty」という楽曲で、『Jazz Now』というCDに収録され同年12月21日にEMI Music Japanから発売された。
2012年3月からは日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤーTOKU率いる新たなヴォーカリーズコーラスユニット"H.I.T."(Hatch, Ito, TOKU)のメンバーとしてTOKU(vo,flh)、伊藤大輔(vo)と活躍始動。
2012年9月26日に発売された3年振りの新作『リル・ダーリン/Li'l Darlin'』はデビュー盤と同じくニューヨークのアバタースタジオで去年の4月に録音された。参加メンバーは、ピアニストに2年連続してグラミー賞にノミネートされたジャズ界の若きプリンス、ジェラルド・クレイトン。2009年のセロニアス・モンク・コンペティションで優勝した若き天才ベーシスト、ベン・ウイリアムス。ベンと共にパット・メセニー・トリオのメンバーに抜擢された注目のドラマー、ジャマイアー・ウイリアムス。ウイントン・マルサリスが「トランペットの未来であり、世界が探し求めるトランペッターの一人である!」と絶賛するキーヨン・ハロルド。更にアレンジメントとミュージック・ディレクターはジャマイアー・ウイリアムス、キーヨン・ハロルド、そしてマヤ・ハッチと同じニュースクールを卒業後、美しいメロディーとコードワークの巧みさで注目を集めるピアニスト、作曲家、アレンジャーのウォーレン・フィールズが担当。まさにニューヨークが誇る若き才能が集合した話題作が完成した。
スタンダードの名曲の数々を現代的センスとR&Bフレイバーを加味したアレンジメントで斬新な作品となった第2弾CDでますます注目を集めるジャズ界期待の星である。

このウインドウを閉じる