02.15.Friday.

ジェイジーブラットサウンドオブトウキョウ

Dezille Brothers Presents "デジる?"
~Dezille Brothers ワンマンライブ物語~

 《白根佳尚様よりコメント》


JZ Bratでの二回目のデジルワンマンを楽しみにして頂いていた皆さん、今回はこの様な形になってしまい誠に申し訳ありません。

全く持って自分の不注意とケア不足という理由で、治療と回復が延びてしまいました。
責任感の無さにただただ反省しております。
今回どうにかステージに上がり演奏は出来るだろう...、という気持ちと身体の感覚はあるのですが、2/15の段階ではまだ十分に責任の持てる演奏は難しいと判断させてもらいました。

新曲をレコーディングしたりしての新しいデジルのステージを全力でお届けしたかったのですが、不甲斐ないです。

一刻も早くいつも通りの演奏が出来るように、完治に向け全力で療養したいと思います。

白根佳尚

 《椎名純平様よりコメント》


皆さんこんにちは、Dezille Brothersの椎名純平です。

2/15のワンマンがいよいよ明後日まで迫り、僕も言い知れぬ高揚感に包まれているのですが、ここで皆さんにひとつ悪いお知らせがあります。
Dezille Brothersのドラマー、白根佳尚が、負傷のため、演奏出来ないことになりました。
2/15のDezille Brothers公演は椎名、竹内朋康、SWING-O、鈴木渉の四人でお届けします。

プロの演奏家が怪我して演奏出来ない...まぁプロ失格だと言わねばなりません。
怪我をしないように普段から心がけるのがプロの当然の構えでしょう。
野生動物の怪我は死を意味します。
ライオンに追われるシマウマがもし怪我をしたら。
逆に、ライオンが脚を怪我してシマウマを追うことが出来なければ。

ともあれ。
人間生きていれば怪我をします。
怪我をするし風邪をひくし女にはふられ毒を吐いて友達をなくし...野生動物なら死に値するそういったトラブルをどうにか乗り越えて行くのが、そしてそういった境遇の人間にすっと手を差し伸べるのが、人間の人間たるゆえんです。
そういった事を通じて、怪我を恐れ病気を恐れ死を恐れ、傷つくことを恐れ失うことを恐れるのが、野生動物ならぬ人間の成長ってもんです。
運命のいたずらとしか言いようのない逆境に、時として絶望しながら、それでも抗い立ち向かって行くとき、人間の美しさが輝くのです。

僕も去年骨折を経験したり、一昨年声を潰して公演を飛ばしたりしたので、あまり大きなことは言えません(笑)
白根は期せずして得た黙考の時間で、多くの教訓を得たことでしょう。
いまはただ、彼の早い回復を願うばかりです。

正直、白根を欠く演奏は大変です。
先ほどの例えではありませんが、脚を一本怪我した状態で狩りをするようなものです。
怪我のことを聞いてしばらくは、代わりのドラマーを立てることをも考慮に入れ、本公演をどうするかを考えていました。

しかし。
バンドにとって、代わりのメンバーは義足のようなもの。
義足を付ければ、そこそこ走れるかもしれない。
だが野性に義足は不似合いだ。
それが僕らの結論です。

というわけで、明後日のデジルは手負いです。
手負いの獣がどこまでやれるのか。
僕ら四人の中の"白根"を総動員すれば、怪我しているはずの脚で力強く大地を蹴ることが出来るはず。
僕らのスキル、僕らのプライドのすべてを賭けて、勝負するつもりです。
楽しみにしていてください。
手負いのデジルは手強いぜ!

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